比較

2社間・3社間ファクタリングの違い|通知・費用・お金の流れを比較

2社間と3社間は、売掛金を資金化する際に誰が手続きへ関わるかの違いです。会社の優劣を表す分類ではありません。

売掛先に相談できるか、必要な日までに何を終えるか、回収後に誰へ送金するかを揃えて比べると、自社に合う方式を考えやすくなります。

関与する相手
01

違うのは、売掛先の関与と支払の経路

2社間は利用者とファクタリング会社の取引として進め、通常は利用者が売掛先から代金を回収して会社へ送金します。3社間は売掛先への通知・承諾を含めて進め、売掛先から会社へ支払う流れになります。

同じ項目で見た2社間・3社間
比較項目2社間3社間
関与する相手利用者・会社利用者・会社・売掛先
売掛先の手続き通常の申込時には通知不要の案内が多い。契約条件を確認通知・承諾等の調整が必要
回収代金利用者が回収し会社へ送金する流れ売掛先から会社へ支払う流れ
検討の入口売掛先との調整を加えず進めたい売掛先へ説明し手続きを調整できる

個々の契約には例外があります。2社間ならどんな状況でも通知されない、3社間なら通知するだけで全て完了する、とは考えず、誰が何をするかを書面で確認します。

02

先に受け取る代金と、回収日の送金を分ける

どちらも債権の売却に対して買取代金を先に受け取ります。違うのは、本来の売掛金の支払日に誰が代金を受け取り、会社へ渡すかです。

2方式のお金と手続き

2社間

契約
利用者会社売掛債権を売却
資金化
会社利用者買取代金を支払う
売掛金の入金
売掛先利用者本来の期日に支払う
回収後
利用者会社回収代金を送金する

回収後の送金期限まで資金計画へ入れる。

3社間

事前調整
利用者売掛先通知・承諾等を行う
契約
利用者会社売掛債権を売却
資金化
会社利用者買取代金を支払う
売掛金の入金
売掛先会社本来の期日に支払う

売掛先の担当・支払部署との調整を見込む。

既存のファクタリング解説と同じ一般的な流れ。具体的な通知方法・支払先・期日は契約によります。

先に受け取った買取代金と、本来の期日に回収する代金を、両方とも自社が使えるお金として数えないようにします。特に2社間では、回収したお金を別の支払いに使わない管理が必要です。

03

同じ請求書・希望日で費用と実行予定を比べる

売掛先が関与する3社間は回収の見通しを確認しやすく、費用が低く示される場合があります。ただし、全社・全件で必ず安いわけではありません。方式、金額、債権、期日を揃えて見積りを取ります。

見積りで揃えるもの
費用を見る買取額・手数料・その他費用・受取額
間に合うかを見る書類提出・承諾・審査・契約・振込
下限料率と最短時間だけで順位を付けない。

たとえば100万円の債権を手数料5%、その他費用なしで売れば受取額は95万円です。方式の名前ではなく、自社の支払いに足りる額かを確認します。この計算は特定会社の見積りではありません。

3社間は相手の承諾や社内処理を待つ場合があります。2社間でも書類不備・追加確認・契約で時間がかかるため、どちらが何日早いと固定せず、必要日時から逆算します。

04

未回収リスクと、自社が負う義務を分ける

ノンリコースの案内は、売掛先の倒産等による未回収リスクの扱いです。虚偽の請求、二重譲渡、回収代金の未送金まで全て免責されるという意味ではありません。

  1. 01通知・承諾は誰がどの方法で行うか。例外時の通知はどうなるか。
  2. 02買取額と振込額、差し引かれる費用はいくらか。
  3. 03回収先・送金先・期日は契約書で特定できるか。
  4. 04支払遅延や請求内容の変更時、誰へ何を連絡するか。
  5. 05買戻し・保証・解約時の負担を含め、自社の義務を説明できるか。

登記の有無と通知の有無も別です。会社の案内を読み、今回の契約で必要な手続きを確認します。内容が曖昧なまま、急ぎを理由に署名しないことが大切です。

05

取引先との調整と、資金化後の管理から候補を残す

売掛先の承諾を取る時間と関係があり、費用も合うなら3社間を比較できます。相手との調整を増やさずに進めたい場合は2社間が候補ですが、回収後の送金まで自社で管理します。

どちらを先に確認するか
売掛先へ相談できる3社間の承諾手順と費用を確認
相手との調整が難しい2社間の通知条件・送金義務を確認
どちらでも、売却できる債権と受取額が自社の必要条件に合うことが先です。

売掛金がない、長期的な資金が必要、毎回の費用で不足が増える場合には、方式選びの外にある問題もあります。借入や支払いの調整を含めて考えます。

06

方式を理解したら、会社の条件と契約を確認する

会社比較は同じ債権・希望日を基準に行います。個別の申込みへ進む前に、実際の費用と契約後の義務まで確認してください。