比較

事業融資の種類と選び方|銀行融資・公庫・制度融資・ビジネスローンを比較

借入は、誰から借りるかと、どの制度・保証を使うかを分けて考えます。制度融資は貸し手の種類そのものではなく、保証協会付き融資と重なる場合があります。

必要な用途と時期を整理したうえで、費用、返済期間、担保・保証、準備書類を同じ軸で比べます。

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  1. 01貸し手と制度
  2. 02用途・対象
  3. 03費用・返済
  4. 04担保・保証
  5. 05書類・相談窓口
  6. 06必要日までの流れ
  7. 07次に確認すること

01融資の貸し手・制度・保証の違いを確認する

銀行や信用金庫、日本政策金融公庫などの貸し手、自治体が設ける制度融資、信用保証協会の保証、ビジネスローンという商品分類は、同じ種類の選択肢ではありません。一つの融資に、複数の分類が当てはまることがあります。

銀行のプロパー融資は信用保証協会の保証を付けずに銀行等から借りるものです。保証協会付き融資では、貸し手は金融機関で、信用保証協会が保証します。制度融資は自治体が設ける条件・支援の枠で、金融機関や保証協会が関わるものがあります。

貸し手と制度・保証の違い
呼び方貸し手・位置づけ
銀行プロパー銀行・信用金庫等が自ら審査する融資
保証協会付き融資金融機関が貸し、信用保証協会が保証
制度融資自治体等の制度。保証協会付き融資と重なり得る
日本政策金融公庫公庫が融資する。対象制度により条件が異なる
ビジネスローン事業者向けローンという商品名の分類。銀行・貸金業者等が扱う

同じ借入が「信用金庫の融資」「保証協会付き」「自治体の制度融資」に当てはまる場合があります。重複するものを別々の借入枠として足し上げず、窓口・貸し手・制度・保証を確認します。

02資金の使い道と、自社の条件を先に揃える

運転資金なら何の支払いがいつ不足するか、設備資金なら何をいくらで購入するかを整理します。創業、所在地、業種、事業規模、経営状況などで使える制度は変わります。

相談の入口
仕入れ・外注費など必要額・支払日・回収予定を示す
設備・店舗など見積書・導入時期・収益計画を示す
創業・新事業事業計画と資金の内訳を示す
制度の対象に当てはまることと、審査承認は別です。

公庫の国民生活事業は、事業を営む方や創業する方の運転・設備資金を広く扱いますが、業種や経営内容等で利用できない場合もあります。自治体の制度はその地域・年度の対象要件を確認し、他地域の条件を流用しません。

03金利だけでなく、保証料と返済全体を比較する

保証協会付き融資では利息に加えて信用保証料が必要になる場合があります。制度によって利子や保証料の補助がある場合も、条件と対象を確認します。表面金利だけで総負担の順位を付けません。

費用と返済の比較欄
確認するもの揃える条件
利息適用金利・固定/変動・借入残高・期間
保証料・諸費用保証料、契約費用、繰上返済等の条件
毎回の返済元金・利息・返済日・据置後の負担
最後までの負担総返済額と一括返済が必要な時期

仮に100万円を年10%で元金を減らさず1年間借りれば、単純計算の利息は10万円です。毎月元金を返す契約とは計算が異なります。実際は対象商品の返済表で、金額・期間・返済方法を揃えて確認します。

04物的担保、代表者保証、信用保証協会の保証を分ける

不動産等の担保、経営者が負う保証、信用保証協会による金融機関への保証は別の仕組みです。「無担保」だけで代表者の保証も不要と判断しないようにします。

  1. 01担保にする資産は何か。費用や処分の条件はどうか。
  2. 02代表者・第三者の保証が必要か。不要とする制度の対象か。
  3. 03信用保証協会の保証料と条件は何か。
  4. 04保証協会が金融機関へ代位弁済した後も返済義務が残ることを理解しているか。

公庫には無担保・無保証人で取り扱う制度もありますが、全商品・全申込に共通する保証ではありません。個別の制度と審査後の条件で確認します。

05同じ資金計画を、相手に合う資料で説明する

決算書・確定申告書、最近の試算表や入出金、既存借入、資金繰り表、設備の見積書などを準備します。創業時には実績の代わりに事業計画が重要になります。すべてが全制度で一律必須という意味ではありません。

どこへ相談するか
候補初めに確認する窓口
銀行プロパー・保証付き取引金融機関等。保証制度の利用も合わせて相談
制度融資自治体・取扱金融機関等、その制度が指定する窓口
日本政策金融公庫対象事業の公式申込・相談窓口
ビジネスローン対象商品の正規窓口・貸付条件

同じ数字が決算書・資金繰り表・申込内容で食い違わないようにします。新しい事業や変化は、過去の数字の書換えではなく、現在の見通しとして説明します。

06相談から着金までを一つの予定にする

相談、資料提出、審査、保証手続き、契約、実行は別の工程です。保証協会付きや制度融資では関係する機関が増える場合があり、最初の相談で着金するわけではありません。

一般的な確認順序
  1. 01用途・必要日
  2. 02対象の確認
  3. 03資料・審査
  4. 04保証・契約
  5. 05入金
保証手続きの有無・順序は制度によります。

即日対応の表示も、書類・審査・契約が揃う条件付きです。一方、公庫や金融機関の融資を一律に何週間と決めつけず、現在の準備状況と案件で予定を確認します。必要日に間に合わない場合は、支払先との期日前の相談なども並行して検討します。

07用途・時間・返済に合う候補を具体化する

長期の設備資金と短期のつなぎでは、必要な返済期間も準備も違います。既存の取引先金融機関、公庫や対象地域の制度、商品別の条件を照合し、自社の返済可能性まで含めて候補を絞ります。

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編集
ZAIRO編集部
参考にした情報・出典